私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
「勤務時間外に、我が物顔で魔法ラボを専有している少女がいると聞いてな。様子を見に来た。まさか貴様だったとはな……」
「白々しい……。最初から私だって、わかってたくせに」
「当然だ。愛する人の弱みに漬け込み絡め取るのも、戦略の一つだ」
「ほんと、最低。誰のせいで、こうなっていると思ってんの?」
あんたにとっては願ってもない状況でも、私にとっては最悪としか言いようのない状態なんだってば!
こんなところで手籠めにしようと距離を縮められたって、好きになるどころか恐怖しか感じない。
「何度も言ってるじゃん。私は、あんたが嫌い。結婚なんてしないし、迷惑なんだって……!」
――やっぱり、私には無理だ。
こいつを好きになるなんて。絶対に……。
「貴様は俺を、怒らせた」
「もういいよ。あんたが私を、好きでも嫌いでも」
「何もよくない。一体、何を考えている。俺に対する嫌がらせか?」
「そんなの、お互い様でしょ? 私だって、あんたの行動原理は理解できないんだから!」
こんな状態じゃ、うまくいくわけがない。
さっさと諦めてほしいのに――。
あいつは不快そうに眉を伏せて、思いもよらぬ言葉を吐き捨てた。
「白々しい……。最初から私だって、わかってたくせに」
「当然だ。愛する人の弱みに漬け込み絡め取るのも、戦略の一つだ」
「ほんと、最低。誰のせいで、こうなっていると思ってんの?」
あんたにとっては願ってもない状況でも、私にとっては最悪としか言いようのない状態なんだってば!
こんなところで手籠めにしようと距離を縮められたって、好きになるどころか恐怖しか感じない。
「何度も言ってるじゃん。私は、あんたが嫌い。結婚なんてしないし、迷惑なんだって……!」
――やっぱり、私には無理だ。
こいつを好きになるなんて。絶対に……。
「貴様は俺を、怒らせた」
「もういいよ。あんたが私を、好きでも嫌いでも」
「何もよくない。一体、何を考えている。俺に対する嫌がらせか?」
「そんなの、お互い様でしょ? 私だって、あんたの行動原理は理解できないんだから!」
こんな状態じゃ、うまくいくわけがない。
さっさと諦めてほしいのに――。
あいつは不快そうに眉を伏せて、思いもよらぬ言葉を吐き捨てた。