私達、犬猿の仲ですよね? 原作知識なしの悪役令嬢が許嫁解消したら、執着ツンデレ系の第二王子から求婚されました!
それに同情する気持ちは、もちろんあるけど。
それよりも、今は。彼が口にした発言が許せなくて……。
優しいままではいられず、思わず問いかけてしまった。
「何それ。すっごい傲慢な考え。私の意思は無視?」
「俺と同じ気持ちを味わわせてやった。それだけだ」
「……マリンヌの件? 私はなんであんたがそこまで怒るのか、理解できないんだけど……」
「貴様が、ここまで馬鹿だとはな……」
素直な気持ちを吐露すれば、彼は呆れたように言葉を紡ぐ。
紫色の瞳が、こちらを見つめている。
その目の奥には、いつの間にか苛立ちが消えていた。
「いいか。よく聞け」
「聞こえませーん」
「エルネット」
彼は両手で耳を塞いだ私の意識をこちらへ集中させるためだろう。
以前首筋につけられたキスマークのあとへ、再び噛みつく。
「……っ」
ピリピリとした痛みに耐えきれず、私が思わず両手をあいつの頭に移動させて、移動させようと試みれば。
首筋から顔を上げたレオドールは、紫色の瞳に決意を秘めて告げた。
それよりも、今は。彼が口にした発言が許せなくて……。
優しいままではいられず、思わず問いかけてしまった。
「何それ。すっごい傲慢な考え。私の意思は無視?」
「俺と同じ気持ちを味わわせてやった。それだけだ」
「……マリンヌの件? 私はなんであんたがそこまで怒るのか、理解できないんだけど……」
「貴様が、ここまで馬鹿だとはな……」
素直な気持ちを吐露すれば、彼は呆れたように言葉を紡ぐ。
紫色の瞳が、こちらを見つめている。
その目の奥には、いつの間にか苛立ちが消えていた。
「いいか。よく聞け」
「聞こえませーん」
「エルネット」
彼は両手で耳を塞いだ私の意識をこちらへ集中させるためだろう。
以前首筋につけられたキスマークのあとへ、再び噛みつく。
「……っ」
ピリピリとした痛みに耐えきれず、私が思わず両手をあいつの頭に移動させて、移動させようと試みれば。
首筋から顔を上げたレオドールは、紫色の瞳に決意を秘めて告げた。