あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる
恋の話に花が咲く
「リゼルアは殿下のどこが好き?」
中庭でリゼルアとエメリが恋の話に花を咲かせていると、やはり話題はこうなる。
エメリがワクワクして返答を待っている。
「顔立ちが美しいところと」
「うんうん。見た目は良いものね」
「微笑んだ顔と照れている顔」
「ん? そうなの?」
「あとね。私を驚かせようとして失敗した時の残念がる顔が可愛いの」
「……うん」
エメリの記憶が正しければ、ルナアークの表情はどう見ても変わっていない。いつもお面みたいに一定だ。時々、頬を染めるくらいだろう。
「それでね。いじめられても慰めてくれるし優しいの」
「うん。途中は別の人の話かと思ったわ」
リゼルアが満面の笑顔で答えるのに対し、エメリは困惑する。
リゼルアが話を盛っていると言うよりは、リゼルアには本当にルナアークの表情の違いがわかるのだろう。
「リゼルアにしかわからない良さがあるのね」
「エメリは? ウィリーのどこが好きなの?」
「……ウィリーは平均的に良い所がいっぱいあって、突き抜けて悪い所がない人なのよね」
「確かに、良い人だものね」
エメリは意識的に「変な性癖がない」という言葉を避ける。はっきり言うとエメリの中でもルナアークは変わった人だ。
この様にリゼルアとエメリの好みは正反対だから仲良くできるのかもしれない。
中庭でリゼルアとエメリが恋の話に花を咲かせていると、やはり話題はこうなる。
エメリがワクワクして返答を待っている。
「顔立ちが美しいところと」
「うんうん。見た目は良いものね」
「微笑んだ顔と照れている顔」
「ん? そうなの?」
「あとね。私を驚かせようとして失敗した時の残念がる顔が可愛いの」
「……うん」
エメリの記憶が正しければ、ルナアークの表情はどう見ても変わっていない。いつもお面みたいに一定だ。時々、頬を染めるくらいだろう。
「それでね。いじめられても慰めてくれるし優しいの」
「うん。途中は別の人の話かと思ったわ」
リゼルアが満面の笑顔で答えるのに対し、エメリは困惑する。
リゼルアが話を盛っていると言うよりは、リゼルアには本当にルナアークの表情の違いがわかるのだろう。
「リゼルアにしかわからない良さがあるのね」
「エメリは? ウィリーのどこが好きなの?」
「……ウィリーは平均的に良い所がいっぱいあって、突き抜けて悪い所がない人なのよね」
「確かに、良い人だものね」
エメリは意識的に「変な性癖がない」という言葉を避ける。はっきり言うとエメリの中でもルナアークは変わった人だ。
この様にリゼルアとエメリの好みは正反対だから仲良くできるのかもしれない。