あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる
ウサギの刺繡
刺繍の授業は女子だけの科目だ
リゼルアはハンカチにあざと可愛いウサギを刺繡していた。
「殿下にあげるの?」
エメリがリゼルアに訊いてくる。
「うん、そうなのだけど……なんかしっくり来なくて」
「見せて」
エメリが覗いてくる。
大きな黒目が特徴の栗毛のウサギのキャラクターだ。
「そうね。可愛いのは確かなのだけど」
年配の刺繡の先生が近づいて来る。
「もっと目にハイライトとお手々を寄せて……」
「あー、うるうるウサギ良いですね」
「ええっ。刺繡の中でも泣きたくないよぅ」
「殿下にあげるのなら、うるうるしたほうが良いわよ」
♪♪♪
放課後、屋上にルナアークを呼び出した。
リゼルアはうるうるウサギの刺繡のハンカチをルナアークに手渡そうとする。
「くれるの?」
「はい、お気に召すかわかりませんが、刺繡の授業に縫いました」
ルナアークはハンカチをジッと見る。
リゼルアはハンカチにあざと可愛いウサギを刺繡していた。
「殿下にあげるの?」
エメリがリゼルアに訊いてくる。
「うん、そうなのだけど……なんかしっくり来なくて」
「見せて」
エメリが覗いてくる。
大きな黒目が特徴の栗毛のウサギのキャラクターだ。
「そうね。可愛いのは確かなのだけど」
年配の刺繡の先生が近づいて来る。
「もっと目にハイライトとお手々を寄せて……」
「あー、うるうるウサギ良いですね」
「ええっ。刺繡の中でも泣きたくないよぅ」
「殿下にあげるのなら、うるうるしたほうが良いわよ」
♪♪♪
放課後、屋上にルナアークを呼び出した。
リゼルアはうるうるウサギの刺繡のハンカチをルナアークに手渡そうとする。
「くれるの?」
「はい、お気に召すかわかりませんが、刺繡の授業に縫いました」
ルナアークはハンカチをジッと見る。