あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる
もう十個
「うっ、うっ、酷いです、殿下」
「ハンカチ早速、役に立ったね」
「もう、許しませんよ」
リゼルアは頬を膨らませる。
「え? どうするの?」
「うー、うー、うーん」
どうやら具体的な仕返しやお仕置きは思いつかない様子のリゼルア。意地悪され慣れてはいるが、誰かに意地悪をしようと思ったことがないようだ。
その涙目で悩んでいる顔がルナアークにはたまらなく可愛く見えたようで。
「もう十個、リゼルアの好きなところ聞く?」
「一応、聞いてみます」
「健気なところ、優しいところ、心が広いところ」
「また似通っていますね」
「折れそうな細い腰、絹みたいな髪、桜貝みたいな爪」
「褒めてますね!」
リゼルアは珍しく自分の事を褒められて嬉しくなる。
「ハンカチ早速、役に立ったね」
「もう、許しませんよ」
リゼルアは頬を膨らませる。
「え? どうするの?」
「うー、うー、うーん」
どうやら具体的な仕返しやお仕置きは思いつかない様子のリゼルア。意地悪され慣れてはいるが、誰かに意地悪をしようと思ったことがないようだ。
その涙目で悩んでいる顔がルナアークにはたまらなく可愛く見えたようで。
「もう十個、リゼルアの好きなところ聞く?」
「一応、聞いてみます」
「健気なところ、優しいところ、心が広いところ」
「また似通っていますね」
「折れそうな細い腰、絹みたいな髪、桜貝みたいな爪」
「褒めてますね!」
リゼルアは珍しく自分の事を褒められて嬉しくなる。