あざと泣き虫令嬢はサイコーな黒王子に歪んだ溺愛をされる

上手におねだり

ルナアークはリゼルアの頭を撫でる。
リゼルアがルナアークを抱き締め返す。

「殿下ぁ」

リゼルアはルナアークの顔を見つめながら、ぽろぽろと涙を零す。

「キスしてください」

ルナアークはリゼルアの唇に軽くキスをした。
すぐ離れたルナアークに不満そうな顔をするリゼルア

「したよ?」
「……もっと」

頬を薔薇色に染め、恥じらいながら言うリゼルア。

「もっとどうするの? 上手におねだりしないとわからないよ?」
「殿下好き」

リゼルアは潤んだ上目遣いでそう言った。涙が溢れる。

「リゼルア最高に可愛い」

ルナアークはリゼルアからキスできるように少し屈んだ。
リゼルアは背伸びしてルナアークにキスをする。
リゼルアからキスする事を選ばせるルナアーク。

「……悪い人」
「うん」

潤んだ瞳のままリゼルアはルナアークを見上げる。
その後、リゼルアが茹でたタコのようになるまでキスの応酬は続いた。
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