裏切りパイロットは秘めた熱情愛をママと息子に解き放つ【極上の悪い男シリーズ】
画面を閉じるとトップページに浮かび上がる。
《着信あり》の文字。
タップすると薄暗い中に浮かび上がる十一桁の数字は、二年前に和葉が記憶していたものと同じだった。
「連絡してくるなって言ったのはそっちじゃない。……今更なによ」
呟いて、消去しようとするけれど、指を止めて画面を閉じた。
和室へ向かいそっとドアを開けると大きな声を出したにも関わらず樹は平和な寝息を立てていた。隣に寝そべって柔らかい髪に鼻を寄せる。汗と石鹸と少し甘い香りがしてほんの少し心が落ち着いた。
やっと手に入れた大切な存在との平穏な日々が、脅かされそうになっている。
それがとても怖かった。
樹が遼一の子だと認めたら、彼がどういう行動に出るのかわからないが、彼のこれまでの行動から考えるに、和葉と樹にとっていいようにはならないはずだ。
ただこの平穏な生活を守りたい。
小さな幸せを感じられる毎日を大切にしたい。
自分の願いはそれだけだというのに……。
《着信あり》の文字。
タップすると薄暗い中に浮かび上がる十一桁の数字は、二年前に和葉が記憶していたものと同じだった。
「連絡してくるなって言ったのはそっちじゃない。……今更なによ」
呟いて、消去しようとするけれど、指を止めて画面を閉じた。
和室へ向かいそっとドアを開けると大きな声を出したにも関わらず樹は平和な寝息を立てていた。隣に寝そべって柔らかい髪に鼻を寄せる。汗と石鹸と少し甘い香りがしてほんの少し心が落ち着いた。
やっと手に入れた大切な存在との平穏な日々が、脅かされそうになっている。
それがとても怖かった。
樹が遼一の子だと認めたら、彼がどういう行動に出るのかわからないが、彼のこれまでの行動から考えるに、和葉と樹にとっていいようにはならないはずだ。
ただこの平穏な生活を守りたい。
小さな幸せを感じられる毎日を大切にしたい。
自分の願いはそれだけだというのに……。