【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
ジェイラスの大声に対抗できる処置として有効なのが、大きな音を立てること。だからジェイラスが暴れようとすると、ランドルフはすぐに机の上を叩く。
「あまり私的な感情を挟むな。客観的に物事を判断できないのであれば、今回の視察からおまえを外す」
「えぇ、それはそれでかまいません。だったら今すぐ俺は、サバドに向かうだけですから」
呆れてものが言えないといった様子で、ランドルフは肩をすくめ「やれやれ」と首を振った。
「おまえなぁ……自分の立場をわきまえろ。あまりにもそうやって暴れてばかりいるなら、無理やりにでも結婚させるぞ? いずれにしろケンジット公爵からは、せっつかれているんだ」
「でしたら俺は騎士を辞め、父と絶縁して彼女を探しに行くだけです」
「それ、本気でやりそうだから怖いな」
「そう思うのなら、父をなんとかしてください」
まさか結婚について、ランドルフまで巻き込むとは。あれほど、結婚したい女性がいる(ただし、所在不明)と、父親には訴えていたのに。
「あまり私的な感情を挟むな。客観的に物事を判断できないのであれば、今回の視察からおまえを外す」
「えぇ、それはそれでかまいません。だったら今すぐ俺は、サバドに向かうだけですから」
呆れてものが言えないといった様子で、ランドルフは肩をすくめ「やれやれ」と首を振った。
「おまえなぁ……自分の立場をわきまえろ。あまりにもそうやって暴れてばかりいるなら、無理やりにでも結婚させるぞ? いずれにしろケンジット公爵からは、せっつかれているんだ」
「でしたら俺は騎士を辞め、父と絶縁して彼女を探しに行くだけです」
「それ、本気でやりそうだから怖いな」
「そう思うのなら、父をなんとかしてください」
まさか結婚について、ランドルフまで巻き込むとは。あれほど、結婚したい女性がいる(ただし、所在不明)と、父親には訴えていたのに。