【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
今度は商会で働く男とすれ違った。
「あ、はい。私もその人を探しています。急にいなくなったと聞いたので」
「なんだ。誰かから聞いたんだな? そうなんだよ。俺、この時間に品物が届くって知らなかったからさ。念のため、会長に確認しにいったら、会長も知らないって。だから帰ってもらおうと思ったんだよ」
これで決定した。
間違いない。あの品物は、モンクトン商会から盗んだもの。それを利用して納品しにきた商人を装い、屋敷に潜り込んだのだ。
「あの! その人の狙いは晩餐会です。今日は、王太子殿下がいらっしゃっているから」
「え?」
「私、先に大広間へと向かいます」
「え? ちょっと、シア!」
名前を呼ぶ男を振り切り、シアは晩餐会が行われている広間へと向かった。通路を走るシアを、すれ違う人々はあっけにとられた表情で見てくる。
「あ、はい。私もその人を探しています。急にいなくなったと聞いたので」
「なんだ。誰かから聞いたんだな? そうなんだよ。俺、この時間に品物が届くって知らなかったからさ。念のため、会長に確認しにいったら、会長も知らないって。だから帰ってもらおうと思ったんだよ」
これで決定した。
間違いない。あの品物は、モンクトン商会から盗んだもの。それを利用して納品しにきた商人を装い、屋敷に潜り込んだのだ。
「あの! その人の狙いは晩餐会です。今日は、王太子殿下がいらっしゃっているから」
「え?」
「私、先に大広間へと向かいます」
「え? ちょっと、シア!」
名前を呼ぶ男を振り切り、シアは晩餐会が行われている広間へと向かった。通路を走るシアを、すれ違う人々はあっけにとられた表情で見てくる。