【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
2.
*†~†~†~†~*
王太子一行は、すべての視察の日程を終え、王都へと戻っていった。
太陽の光がサバドの街を明るく包む中、彼らは民衆へ見せつけるかのようにぐるりと街を一周した。そのパレードを一目見ようと、沿道には多くの人が集まり、養護院の子どもたちも王太子一行を見送った。一行が街を訪れたときはびくびくしていた子どもたちだが、授業の見学や剣術の指導を通して、身近に感じたのだろう。
そんな子どもたちの視線は王太子よりも剣術を教えてくれた騎士たちに向いているようだった。小さな手を振る様子は、彼らとの別れを惜しむかのよう。
養護院の子どもたちの中から、王国騎士団で働く者が現れたら、どれほど誇らしいことか。
やがて、街はいつもの静かな日常を取り戻した。
だがシアは五日ほど、養護院での仕事を休んだ。その間は、フランクが時間をみつけては子どもたちに勉強を教えてくれていたようだ。
しかし、剣術の指導はフランクではなく、意外な人物が担っていた。
王太子一行は、すべての視察の日程を終え、王都へと戻っていった。
太陽の光がサバドの街を明るく包む中、彼らは民衆へ見せつけるかのようにぐるりと街を一周した。そのパレードを一目見ようと、沿道には多くの人が集まり、養護院の子どもたちも王太子一行を見送った。一行が街を訪れたときはびくびくしていた子どもたちだが、授業の見学や剣術の指導を通して、身近に感じたのだろう。
そんな子どもたちの視線は王太子よりも剣術を教えてくれた騎士たちに向いているようだった。小さな手を振る様子は、彼らとの別れを惜しむかのよう。
養護院の子どもたちの中から、王国騎士団で働く者が現れたら、どれほど誇らしいことか。
やがて、街はいつもの静かな日常を取り戻した。
だがシアは五日ほど、養護院での仕事を休んだ。その間は、フランクが時間をみつけては子どもたちに勉強を教えてくれていたようだ。
しかし、剣術の指導はフランクではなく、意外な人物が担っていた。