【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
テリーの積極的な提案にシアも驚きを隠せない。いつの間にこれほどまで成長したのだろう。
「え、と。シア先生。僕の話、どこかおかしかったですか?」
どうやらシアも自分では気づかぬうちに笑みを浮かべていたようだ。テリーの成長を誇らしく思う気持ちが、自然と顔に表れていたのだ。
「いいえ、違うの。あなたがこんなに成長して……感慨深いというか……きっと、私は嬉しいのね」
シアの言葉に、テリーも釣られるように口元を緩めた。その笑顔が、二年前、シアの授業を受けていたテリーの姿と重なる。
「シア先生にそう言ってもらえて、僕も嬉しいです。会長がおっしゃった社会経験をという意味が、今になってよくわかります。僕、王都では魔石の納品作業をしていたんです。魔石を買ったお客様に、魔石を届ける仕事です」
モンクトン商会の魔石は安価で質が高く、国内だけでなく国外でも人気がある。彼はその仕事を通じて、さまざまな人々と出会い、世界を広げてきたのだ。
「それで、魔石を届けるために貴族学校へ行く機会もありました。授業風景は見られませんでしたが、学びの場を目にできました」
シアはテリーの話に耳を傾けた。外の世界で得た経験が、彼の視野をどれほど広げたのかが伝わってくる。
「え、と。シア先生。僕の話、どこかおかしかったですか?」
どうやらシアも自分では気づかぬうちに笑みを浮かべていたようだ。テリーの成長を誇らしく思う気持ちが、自然と顔に表れていたのだ。
「いいえ、違うの。あなたがこんなに成長して……感慨深いというか……きっと、私は嬉しいのね」
シアの言葉に、テリーも釣られるように口元を緩めた。その笑顔が、二年前、シアの授業を受けていたテリーの姿と重なる。
「シア先生にそう言ってもらえて、僕も嬉しいです。会長がおっしゃった社会経験をという意味が、今になってよくわかります。僕、王都では魔石の納品作業をしていたんです。魔石を買ったお客様に、魔石を届ける仕事です」
モンクトン商会の魔石は安価で質が高く、国内だけでなく国外でも人気がある。彼はその仕事を通じて、さまざまな人々と出会い、世界を広げてきたのだ。
「それで、魔石を届けるために貴族学校へ行く機会もありました。授業風景は見られませんでしたが、学びの場を目にできました」
シアはテリーの話に耳を傾けた。外の世界で得た経験が、彼の視野をどれほど広げたのかが伝わってくる。