【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
ふと頭に横切ったその言葉が、シアの気持ちを支配した。
「……わかりました。怪我が治ったら、ジェイラスさんと王都に向かいます。だけど、それまでの間は、養護院での仕事を続けさせてください。できれば引き継ぎをしたいので、後任の先生を紹介していただけると……」
それがシアの選んだ妥協点だった。過去と未来を繋ぐための一歩。
「もちろんだよ、シア。それに、君が王都へ行ったからといって、私たちの絆が消えるわけではない」
ボブの声にシアの心は少しだけ軽くなった。
「そうよ、シア。この人のことだから、王都でも同じような学校を作れないかって、考えているかもしれないわ。そのときはシアが学校の代表ね」
コリンナがおどけて言えば、ジェイラスも「困ったな」と苦笑した。
「殿下からは、アリシアには騎士団に戻ってほしいと強く要望を受けている」
「やだぁ、ジェイラスさん。そんな今すぐの話じゃなくていいのよ。シアが騎士団を辞めた後、とかね!」
コリンナの話を聞いて、そんな選択肢もありかもしれないと思えば、シアの心は軽くなった。いや、何よりも、離れていてもボブやコリンナとの繋がりが消えるわけではないのだ。
その確信が、シアの心から重い悩みを吹き飛ばした。
「……わかりました。怪我が治ったら、ジェイラスさんと王都に向かいます。だけど、それまでの間は、養護院での仕事を続けさせてください。できれば引き継ぎをしたいので、後任の先生を紹介していただけると……」
それがシアの選んだ妥協点だった。過去と未来を繋ぐための一歩。
「もちろんだよ、シア。それに、君が王都へ行ったからといって、私たちの絆が消えるわけではない」
ボブの声にシアの心は少しだけ軽くなった。
「そうよ、シア。この人のことだから、王都でも同じような学校を作れないかって、考えているかもしれないわ。そのときはシアが学校の代表ね」
コリンナがおどけて言えば、ジェイラスも「困ったな」と苦笑した。
「殿下からは、アリシアには騎士団に戻ってほしいと強く要望を受けている」
「やだぁ、ジェイラスさん。そんな今すぐの話じゃなくていいのよ。シアが騎士団を辞めた後、とかね!」
コリンナの話を聞いて、そんな選択肢もありかもしれないと思えば、シアの心は軽くなった。いや、何よりも、離れていてもボブやコリンナとの繋がりが消えるわけではないのだ。
その確信が、シアの心から重い悩みを吹き飛ばした。