【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「お礼だなんて、人として当たり前のことをしただけですから」
「それでも、あなた様も女性で……相手は男性が四人もいたのに……下手すればあなた様だって……」
 コリンナが申し訳なさそうに顔をゆがめている。
「はい。ですから、気にしないでください。私にとっては困っている人を助けるのは当たり前のこと。それに、ここに優秀な相棒がいますから」
「ぽっぽー」
 いつの間にかアリシアの肩に戻ってきたぽっぽちゃんは、褒められてご機嫌な声をあげる。
「とりしゃん、ありがとね。わたし、シェリーよ」
「ぽっぽっ」
 ぽっぽちゃんはシェリーを気に入ったようだ。
「え、と。では、私はこれで。乗り合い馬車に乗りたいので……」
「馬車ですか?」
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