【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
 アリシア・ガネルなのか、そうではないのか。
 だけどヘリオスだけはシアの子なのは間違いない。あのときの痛み、元気な産声、初めてしわくちゃの顔を見たときに込み上げてきた涙、それだけはしっかりと覚えている。
 それにジェイラスは「側にいてほしい」と言ってくれた。その言葉がシアに勇気を与えてくれる。
「では、いくぞ」
 シアを励ますように声をかけたジェイラスが、ノックをして扉を開けた。
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