【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「いや……いつもヘリオスが側にいるからな。俺がシアに甘えられるのは、ヘリオスが眠った今くらいしか……」
まるでじゃれてくる大型犬のようだ。
「俺はずっと君がアリシアだと思っていたが、それでもやっぱり……はっきりするまではと思って、我慢していたんだ。偉いだろ?」
「我慢……?」
「そう。今だって君に触れたい。甘えたい。いいか?」
「甘えるって……? 何を?」
結婚はしていないが、結婚を約束した男女とあれば、やはりそういったことを望まれるのだろうか。
シアは変にとぎまぎしてしまう。
「甘えるって、こういうことだ」
ごろんとソファに横になったジェイラスだが、彼の頭はシアの膝の上に乗っている。
「疲れた」
ぼそっと呟く姿は、普段の凜々しい姿の彼からは想像できない。
シアはそっとジェイラスの髪を指で梳く。
まるでじゃれてくる大型犬のようだ。
「俺はずっと君がアリシアだと思っていたが、それでもやっぱり……はっきりするまではと思って、我慢していたんだ。偉いだろ?」
「我慢……?」
「そう。今だって君に触れたい。甘えたい。いいか?」
「甘えるって……? 何を?」
結婚はしていないが、結婚を約束した男女とあれば、やはりそういったことを望まれるのだろうか。
シアは変にとぎまぎしてしまう。
「甘えるって、こういうことだ」
ごろんとソファに横になったジェイラスだが、彼の頭はシアの膝の上に乗っている。
「疲れた」
ぼそっと呟く姿は、普段の凜々しい姿の彼からは想像できない。
シアはそっとジェイラスの髪を指で梳く。