【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「シア……? どうした?」
「ごめんなさい……なんでも……ありません」
「なんでもなくて、泣くやつがいるか? 前にも言っただろ? シアは自分の気持ちを隠すんだ。鈍い俺は言葉にしてもらわなければわからない」
その言葉だって過去のアリシアに向けられたものだ。シアではない。
「私は……アリシアじゃないから、あなたにふさわしい……んっ……」
言葉の続きは、ジェイラスの唇に飲み込まれた。彼は、それ以上は言うなと、唇を重ねることでシアの言葉を塞ぐ。
「んっ……」
息もできないくらいの激しい口づけは、シアの思考をぐちゃぐちゃにする。
もっと彼に触れたくて、彼を知りたくて、味わいたくて、シアのほうから手を伸ばして求め始める。
ジェイラスが触れているのは今のシア。過去のアリシアではない。そんな優越感が生まれてきたが、同時に過去の自分への嫉妬が胸を刺した。
「ごめんなさい……なんでも……ありません」
「なんでもなくて、泣くやつがいるか? 前にも言っただろ? シアは自分の気持ちを隠すんだ。鈍い俺は言葉にしてもらわなければわからない」
その言葉だって過去のアリシアに向けられたものだ。シアではない。
「私は……アリシアじゃないから、あなたにふさわしい……んっ……」
言葉の続きは、ジェイラスの唇に飲み込まれた。彼は、それ以上は言うなと、唇を重ねることでシアの言葉を塞ぐ。
「んっ……」
息もできないくらいの激しい口づけは、シアの思考をぐちゃぐちゃにする。
もっと彼に触れたくて、彼を知りたくて、味わいたくて、シアのほうから手を伸ばして求め始める。
ジェイラスが触れているのは今のシア。過去のアリシアではない。そんな優越感が生まれてきたが、同時に過去の自分への嫉妬が胸を刺した。