【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
シアは席を立つと、以前、荷物の隙間に隠した手紙を手にする。それをジェイラスに手渡した。
「これ、三年前のアリシアさんが書いたものだと思います。宿舎で見つけました」
シアから手紙を受け取ったジェイラスの手は、微かに震えていた。
「三年前のアリシアさんのことは、今の私にはわかりません。だから、一つだけお願いがあります」
シアはキャメル色の瞳で力強くジェイラスを見つめる。
「私が記憶を取り戻し、その手紙のような行動をとったとしても、絶対に追いかけてきてください」
ジェイラスは、なぜシアがそのようなことを言ったのか、理解しきれていないのだろう。すぐに手紙を広げて目を通すが、その顔色がさっと変わる。
「三年前に何があったのか、私にはわかりません。だけど今の私は、ジェイラスさんの側にいたい。三年前のアリシアも今の私も、本質は同じだとジェイラスさんは言いました。私は、ジェイラスさんのことが好きです。だから記憶が戻ったとしても、それに変わりはありません」
「……わかった。三年前、なぜ君がこのような行動を取ったのか、理由はまだわからない。だがもう一度、俺から逃げるのであれば……世界の果てまで追いかける」
ジェイラスの手紙を持つ手に力が入り、クシャリと音を立てる。シアはその彼の手を、両手でそっと包み込んだ。
「これ、三年前のアリシアさんが書いたものだと思います。宿舎で見つけました」
シアから手紙を受け取ったジェイラスの手は、微かに震えていた。
「三年前のアリシアさんのことは、今の私にはわかりません。だから、一つだけお願いがあります」
シアはキャメル色の瞳で力強くジェイラスを見つめる。
「私が記憶を取り戻し、その手紙のような行動をとったとしても、絶対に追いかけてきてください」
ジェイラスは、なぜシアがそのようなことを言ったのか、理解しきれていないのだろう。すぐに手紙を広げて目を通すが、その顔色がさっと変わる。
「三年前に何があったのか、私にはわかりません。だけど今の私は、ジェイラスさんの側にいたい。三年前のアリシアも今の私も、本質は同じだとジェイラスさんは言いました。私は、ジェイラスさんのことが好きです。だから記憶が戻ったとしても、それに変わりはありません」
「……わかった。三年前、なぜ君がこのような行動を取ったのか、理由はまだわからない。だがもう一度、俺から逃げるのであれば……世界の果てまで追いかける」
ジェイラスの手紙を持つ手に力が入り、クシャリと音を立てる。シアはその彼の手を、両手でそっと包み込んだ。