【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
ジェイラスは静かに席を立つ。
向かう先は正門。ここで城内に出入りした者の名簿を確認する。
国王との謁見を求める貴族、王城勤めの夫に会いに来た妻、など。だが、この名簿にアリシアとつながりそうな名前は記載されていない。
となれば、次に確認すべき場所は裏門。ここは王城への出入り業者が使うところだ。木箱や麻袋が積まれた荷馬車が行き交う。
ジェイラスが名簿を確認したいと言えば、門番も疑うことなくそれを差し出した。
「いつもと変わりはないか?」
出入り業者は許可制であり、一定の周期で許可の見直しが入る。
「はい。特に変わったことは……」
門番が言うように、ここに記載があるのはジェイラスも知っている業者ばかり。
「あ、少しだけ気になったことがあるのですが……」
「どんな些細なことでもいい。おまえが気になったというのであれば、言ってみろ」
「あ、はい」
向かう先は正門。ここで城内に出入りした者の名簿を確認する。
国王との謁見を求める貴族、王城勤めの夫に会いに来た妻、など。だが、この名簿にアリシアとつながりそうな名前は記載されていない。
となれば、次に確認すべき場所は裏門。ここは王城への出入り業者が使うところだ。木箱や麻袋が積まれた荷馬車が行き交う。
ジェイラスが名簿を確認したいと言えば、門番も疑うことなくそれを差し出した。
「いつもと変わりはないか?」
出入り業者は許可制であり、一定の周期で許可の見直しが入る。
「はい。特に変わったことは……」
門番が言うように、ここに記載があるのはジェイラスも知っている業者ばかり。
「あ、少しだけ気になったことがあるのですが……」
「どんな些細なことでもいい。おまえが気になったというのであれば、言ってみろ」
「あ、はい」