【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
まかせて! とでも言うかのように、ハト胸を張った。
シアはいつでもぽっぽちゃんに手紙をたのめるようにと、小さな紙とペンを持ち歩いている。それはサバドで暮らしていたときからの習慣で、今もワンピースのポケットを探れば、それらを入れた巾着ポーチが出てきた。
さっと室内を見回す。ここは簡易宿だ。見慣れぬ景色だったが、人の行き交う様子、周囲の建物から王都の外れだと判断した。
そしてこの部屋の高さと内装。旅人たちの中継点として利用される場所。国内の者だけでなく、国外からの客も利用する場所。
シアは助けを求める手紙を書こうとして、ふと手を止める。
(この場所の詳細がわからない……)
簡易宿というのはわかったし、王城の見え具合からだいたいの位置はわかるが、どこにある簡易宿かと具体的な場所がわからない。それに王都にはこういった宿がいくつもある。
(なんて書いたらいいの?)
助けて! と書いたところで、どこに助けに行けばいいのかなんて、誰も判断できないだろう。
それに、途中でフランクに見つかって通信筒の中身を確認されても厄介だ。
シアはいつでもぽっぽちゃんに手紙をたのめるようにと、小さな紙とペンを持ち歩いている。それはサバドで暮らしていたときからの習慣で、今もワンピースのポケットを探れば、それらを入れた巾着ポーチが出てきた。
さっと室内を見回す。ここは簡易宿だ。見慣れぬ景色だったが、人の行き交う様子、周囲の建物から王都の外れだと判断した。
そしてこの部屋の高さと内装。旅人たちの中継点として利用される場所。国内の者だけでなく、国外からの客も利用する場所。
シアは助けを求める手紙を書こうとして、ふと手を止める。
(この場所の詳細がわからない……)
簡易宿というのはわかったし、王城の見え具合からだいたいの位置はわかるが、どこにある簡易宿かと具体的な場所がわからない。それに王都にはこういった宿がいくつもある。
(なんて書いたらいいの?)
助けて! と書いたところで、どこに助けに行けばいいのかなんて、誰も判断できないだろう。
それに、途中でフランクに見つかって通信筒の中身を確認されても厄介だ。