【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
(私の居場所を知らせる方法。ジェイラスさんがわかって、他の人にはわからない方法……)
まるで暗号文のようだ。
(ジェイラスさんと約束したこと……)
そこでシアは思い出して、簡潔に手紙を書いた。
(これならフランクに見つかっても問題ないはず)
何よりも、別れの手紙を書いたのだ。
「ぽっぽちゃん。これをジェイラスさんまで……。お願いだから、お返事をもらってきて……」
手紙を入れた通信筒を、ぽっぽちゃんの右足につける。
「くるっぽ」
窓を少しだけ開けて、ぽっぽちゃんを外に放った。小さくなるぽっぽちゃんを見送ってから、寝台に腰掛けた。
フランクはシアの記憶喪失が呪詛によるものだと知っていた。これだって、サバドにいたときは魔法によるものだろうという推測の領域で、ボブとコリンナに伝えただけ。他の人には言っていない。
だから、フランクが知っている理由がわからない。
まるで暗号文のようだ。
(ジェイラスさんと約束したこと……)
そこでシアは思い出して、簡潔に手紙を書いた。
(これならフランクに見つかっても問題ないはず)
何よりも、別れの手紙を書いたのだ。
「ぽっぽちゃん。これをジェイラスさんまで……。お願いだから、お返事をもらってきて……」
手紙を入れた通信筒を、ぽっぽちゃんの右足につける。
「くるっぽ」
窓を少しだけ開けて、ぽっぽちゃんを外に放った。小さくなるぽっぽちゃんを見送ってから、寝台に腰掛けた。
フランクはシアの記憶喪失が呪詛によるものだと知っていた。これだって、サバドにいたときは魔法によるものだろうという推測の領域で、ボブとコリンナに伝えただけ。他の人には言っていない。
だから、フランクが知っている理由がわからない。