【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
ジェイラスからは報告と言われたが、ランドルフが質問を口にしてそれに答えるだけだった。
「では、アリシア嬢にかけられている忘却の魔法は、その呪具のせいだと言うのだな?」
フランクが、呪具を使ってコリンナに忘却の魔法をかけようとしていたが、それがなぜかシアにかかってしまったと。
「はい。フランクがコリンナを狙ったのは、ギニー国とモンクトン商会のつながりを懸念したためです」
「なるほどな。ヘバーリアからすれば、我が国が海の向こうのギニー国と仲良くするのが面白くないと、そういうことか?」
「それも理由の一つだとは思うのですが……それよりもフランクは、自分のことを呪具師と言っていたのです。それが気になりました」
どういうことだ、とランドルフが身を乗り出す。シアは慎重に言葉を選ぶ。
「ヘバーリアでは、呪具師と呼ばれる呪具を扱う者たちがおりました。これは、ヘバーリアの地方の民族で、呪具と言いながらも魔法の一種のようなものです。呪具に魔力を込め、魔力のない者でも魔法が使えるように。考え方は魔法具と似ていますが、魔法具と呪具の違いは、生活に役立つか否かだと思っています」
「では、アリシア嬢にかけられている忘却の魔法は、その呪具のせいだと言うのだな?」
フランクが、呪具を使ってコリンナに忘却の魔法をかけようとしていたが、それがなぜかシアにかかってしまったと。
「はい。フランクがコリンナを狙ったのは、ギニー国とモンクトン商会のつながりを懸念したためです」
「なるほどな。ヘバーリアからすれば、我が国が海の向こうのギニー国と仲良くするのが面白くないと、そういうことか?」
「それも理由の一つだとは思うのですが……それよりもフランクは、自分のことを呪具師と言っていたのです。それが気になりました」
どういうことだ、とランドルフが身を乗り出す。シアは慎重に言葉を選ぶ。
「ヘバーリアでは、呪具師と呼ばれる呪具を扱う者たちがおりました。これは、ヘバーリアの地方の民族で、呪具と言いながらも魔法の一種のようなものです。呪具に魔力を込め、魔力のない者でも魔法が使えるように。考え方は魔法具と似ていますが、魔法具と呪具の違いは、生活に役立つか否かだと思っています」