【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「この指輪を、シアの指にはめてもいいか?」
「もちろん」
箱から取り出した指輪を、ジェイラスがアリシアの左手の薬指にはめた。だが、アリシアはすぐに気づいた。
「あっ。ご、ごめんなさい。三年経って、サイズが変わったみたいで……」
指輪はすかすかで、これではすぐに指から抜けてしまう。
「すぐにサイズを直す。十日……十日後にやり直す! それまで俺から逃げるなよ?」
「逃げません」
にっこりと笑って顔を合わせた二人は、軽くキスを交わした。
ガラン、ガラン――。
聖堂の鐘が、晴れ渡った青空に響きわたった。白い鳩の群れが輝く羽を広げ、空を舞う。
「もちろん」
箱から取り出した指輪を、ジェイラスがアリシアの左手の薬指にはめた。だが、アリシアはすぐに気づいた。
「あっ。ご、ごめんなさい。三年経って、サイズが変わったみたいで……」
指輪はすかすかで、これではすぐに指から抜けてしまう。
「すぐにサイズを直す。十日……十日後にやり直す! それまで俺から逃げるなよ?」
「逃げません」
にっこりと笑って顔を合わせた二人は、軽くキスを交わした。
ガラン、ガラン――。
聖堂の鐘が、晴れ渡った青空に響きわたった。白い鳩の群れが輝く羽を広げ、空を舞う。