【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
聖堂のステンドグラスが陽光によって煌めき、祝福の光が二人を包んだ。
ジェイラスがアリシアに結婚を申し込んで一年、いや四年が経ち、ようやく二人は結婚式を挙げた。
その間、アリシアはケンジット公爵邸の別邸で、ヘリオスとジェイラスと共に暮らしていたが、領地に隠居したはずの公爵まで戻ってきたときには、ジェイラスもムッとしたものだ。
それを宥めたのはアリシアで、仕事柄、家を空けることの多いジェイラスとアリシアに代わって、ヘリオスの世話を頼んでいる。いや、頼むまでもなく、公爵自らが引き受けてくれた。
それもあってか、ヘリオスは公爵を「じいじ」と呼び、そのたびに公爵の顔がデレデレに崩れた。
「今日もヘリオスは、父にべったりだった……」
ジェイラスが呟く声には、愛らしい嫉妬がにじむ。
「ですが……今日くらいはヘリオスのことを忘れても、罰は当たりませんよね?」
結婚式の後は、別邸の大広間でパーティーが開かれた。今もまだ祝宴は続いているが、主役の二人は先に下がってきた。
ヘリオスはさらに早く、公爵に抱かれて退席している。今頃二人は、仲良く夢の中だろう。
ジェイラスがアリシアに結婚を申し込んで一年、いや四年が経ち、ようやく二人は結婚式を挙げた。
その間、アリシアはケンジット公爵邸の別邸で、ヘリオスとジェイラスと共に暮らしていたが、領地に隠居したはずの公爵まで戻ってきたときには、ジェイラスもムッとしたものだ。
それを宥めたのはアリシアで、仕事柄、家を空けることの多いジェイラスとアリシアに代わって、ヘリオスの世話を頼んでいる。いや、頼むまでもなく、公爵自らが引き受けてくれた。
それもあってか、ヘリオスは公爵を「じいじ」と呼び、そのたびに公爵の顔がデレデレに崩れた。
「今日もヘリオスは、父にべったりだった……」
ジェイラスが呟く声には、愛らしい嫉妬がにじむ。
「ですが……今日くらいはヘリオスのことを忘れても、罰は当たりませんよね?」
結婚式の後は、別邸の大広間でパーティーが開かれた。今もまだ祝宴は続いているが、主役の二人は先に下がってきた。
ヘリオスはさらに早く、公爵に抱かれて退席している。今頃二人は、仲良く夢の中だろう。