【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「いや、彼女は何も言わなかった。私たちを心配させないようにという配慮だろう。とにかく、しばらく休みを取らせ、心身共に回復するのを待つしかない」
ブルーノの言い分は間違ってはいない。だが、ジェイラスとしては納得できないのだ。
「そうか……彼女は優秀な騎士だからな。戻ってくる日を待つことにする」
「貴殿からも気にかけてもらえるとはな。そういった意味でも優秀だな」
ブルーノもどこか寂しそうに口元を緩めた。
彼の部屋を出たジェイラスは、彼女が今、どこにいるのかを確認しようと思った。
なによりも今朝まで一緒にいたのだ。目覚めたらすでにアリシアの姿はなかったが、隣で休んだぬくもりはあった。
アリシアは騎士棟に併設されている宿舎に住んでいる。宿舎は騎士棟を挟んで男女で別れていた。
彼女は部屋にいるだろうかと不安になりながらも、ジェイラスは女性用の宿舎に足を向けた。宿舎の入り口にあるカウンターには、ここの警備を兼ねて女性騎士が常駐している。
「アリシア・ガネルは部屋にいるか?」
ブルーノの言い分は間違ってはいない。だが、ジェイラスとしては納得できないのだ。
「そうか……彼女は優秀な騎士だからな。戻ってくる日を待つことにする」
「貴殿からも気にかけてもらえるとはな。そういった意味でも優秀だな」
ブルーノもどこか寂しそうに口元を緩めた。
彼の部屋を出たジェイラスは、彼女が今、どこにいるのかを確認しようと思った。
なによりも今朝まで一緒にいたのだ。目覚めたらすでにアリシアの姿はなかったが、隣で休んだぬくもりはあった。
アリシアは騎士棟に併設されている宿舎に住んでいる。宿舎は騎士棟を挟んで男女で別れていた。
彼女は部屋にいるだろうかと不安になりながらも、ジェイラスは女性用の宿舎に足を向けた。宿舎の入り口にあるカウンターには、ここの警備を兼ねて女性騎士が常駐している。
「アリシア・ガネルは部屋にいるか?」