【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
いくら団長という立場であっても、むやみに女性の部屋に立ち入ってはならない。入り口で相手の在室を確認し、必要であれば呼び出してもらう。
「アリシア・ガネルからは休職届が出ております。彼女は実家に帰ったようですので、部屋にはおりません」
女性騎士は、手元の帳簿を見ながら答えた。
いつ、誰が誰に会いに来たのかというのは、警備担当の女性騎士らによって記録されている。長期間、部屋を空ける場合も同様に帳簿に記載される。
「なるほど。実家に帰ったのだな?」
「はい。本人からはそのような届がありました」
「わかった、ありがとう。彼女は伝令係として優秀だからな。休みにはいったと聞いて、驚いていた。もし、話を聞ければと思ったのだが……実家に戻ったのであれば仕方ないな」
女性騎士が深く頷いたのは、ジェイラスの言葉に共感できる何かがあったからだろう。
宿舎を後にし、執務室に戻ったジェイラスは、すぐさまアリシアの両親宛に手紙を書いた。彼女がガネル家の家族にジェイラスのことをどう伝えているかはわからない。
「アリシア・ガネルからは休職届が出ております。彼女は実家に帰ったようですので、部屋にはおりません」
女性騎士は、手元の帳簿を見ながら答えた。
いつ、誰が誰に会いに来たのかというのは、警備担当の女性騎士らによって記録されている。長期間、部屋を空ける場合も同様に帳簿に記載される。
「なるほど。実家に帰ったのだな?」
「はい。本人からはそのような届がありました」
「わかった、ありがとう。彼女は伝令係として優秀だからな。休みにはいったと聞いて、驚いていた。もし、話を聞ければと思ったのだが……実家に戻ったのであれば仕方ないな」
女性騎士が深く頷いたのは、ジェイラスの言葉に共感できる何かがあったからだろう。
宿舎を後にし、執務室に戻ったジェイラスは、すぐさまアリシアの両親宛に手紙を書いた。彼女がガネル家の家族にジェイラスのことをどう伝えているかはわからない。