【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
シアには記憶がない。厄介なことに自分自身に関する記憶をすべて失っている。どこから来たのか、どこへ向かいたいのか、出身地も誕生日も家族も何ひとつ覚えていない。
それでも、一般的な知識は備えていた。それは文字が読めたり書けたり、計算ができたり。さらにシアの場合は、他国の言葉も理解し、剣術まで優れていたのだ。
記憶を失ったシアをコリンナは突き放すようなことはしなかった。なによりもシアはシェリーの命の恩人なのだ。
王都セレからコリンナとシェリーが馬車でサバドに戻ってくる途中、目的地が同じだった彼女を護衛として雇った。
シアは王都セレでコリンナたちを暴漢から救ってくれた、勇敢で腕の立つ女性だ。
ところが移動中、馬が暴れて馬車の車輪が外れ、馬車から身を投げ出されたシェリーを守ってくれたのがシアである。おかげでシェリーはかすり傷一つ負わなかったが、シアは記憶を失ってしまう。
そんなシアをボブもコリンナも家族のようにあたたかく受け入れた。記憶が戻るまでモンクトン商会に身を置いてはどうだと提案すると、行き先も記憶もないシアはその言葉に素直に従った。
しかし、ただ世話になるだけでは気がすまない。シアは「何かできることをさせてほしい」と言った。
それでも、一般的な知識は備えていた。それは文字が読めたり書けたり、計算ができたり。さらにシアの場合は、他国の言葉も理解し、剣術まで優れていたのだ。
記憶を失ったシアをコリンナは突き放すようなことはしなかった。なによりもシアはシェリーの命の恩人なのだ。
王都セレからコリンナとシェリーが馬車でサバドに戻ってくる途中、目的地が同じだった彼女を護衛として雇った。
シアは王都セレでコリンナたちを暴漢から救ってくれた、勇敢で腕の立つ女性だ。
ところが移動中、馬が暴れて馬車の車輪が外れ、馬車から身を投げ出されたシェリーを守ってくれたのがシアである。おかげでシェリーはかすり傷一つ負わなかったが、シアは記憶を失ってしまう。
そんなシアをボブもコリンナも家族のようにあたたかく受け入れた。記憶が戻るまでモンクトン商会に身を置いてはどうだと提案すると、行き先も記憶もないシアはその言葉に素直に従った。
しかし、ただ世話になるだけでは気がすまない。シアは「何かできることをさせてほしい」と言った。