【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「お菓子はいらないわ」
焼き菓子をテーブルの上に並べようとした使用人を、コリンナが手で制す。
「そろそろ夕食の時間だもの。それはあなたたちで食べてちょうだい」
その言葉にも、コリンナの気遣いが感じられる。
使用人がいなくなるのを見届けてから、ボブが話を切り出した。
「どうやら、ランドルフ王太子殿下が視察に来られるらしい」
サバドは王家直轄領。王族が視察に来るのは何も珍しいことではない。国王自ら足を運ぶという話もあるくらいだ。
だからそれをわざわざシアに言う理由がわからない。不思議に思い、小首を傾げる。
その反応を見たボブが、さらに言葉を続ける。
「ランドルフ王太子殿下は、養護院での授業の様子を見学されたいとのことだ」
驚いたシアは目を大きく見開いた。
「授業を見学される?」
焼き菓子をテーブルの上に並べようとした使用人を、コリンナが手で制す。
「そろそろ夕食の時間だもの。それはあなたたちで食べてちょうだい」
その言葉にも、コリンナの気遣いが感じられる。
使用人がいなくなるのを見届けてから、ボブが話を切り出した。
「どうやら、ランドルフ王太子殿下が視察に来られるらしい」
サバドは王家直轄領。王族が視察に来るのは何も珍しいことではない。国王自ら足を運ぶという話もあるくらいだ。
だからそれをわざわざシアに言う理由がわからない。不思議に思い、小首を傾げる。
その反応を見たボブが、さらに言葉を続ける。
「ランドルフ王太子殿下は、養護院での授業の様子を見学されたいとのことだ」
驚いたシアは目を大きく見開いた。
「授業を見学される?」