【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
「シアは立派な先生よ。自信を持ちなさい」
コリンナがぽんぽんとシアの肩を叩いて励ますが、過去の記憶がないというのはその自信を根こそぎ奪う。
「モンクトン商会の人たちは、よくしてくれますが……。私は自分の名前すらもわからない……」
シアが言葉に詰まると、コリンナが濁りない澄んだ青い目で真っすぐに見つめてきた。
「それでもあなたはシアで、ここに三年近くいる。その三年分の記憶はあるわけでしょう?」
「そうだけど……」
と、シアは口ごもる。
「モンクトン商会のシア。そしてヘリオスの母親。それでいいじゃないか。少なくとも俺たちはそう思っている」
ボブの言葉に、コリンナもうんうんと頷く。
「そうよ、シアはシア。それに……もし、シアが望めばなんだけれども……」
コリンナが急にもじもじと身をくねらせた。何か言いにくいことでもあるのだろうか。
「何かありました?」
コリンナがぽんぽんとシアの肩を叩いて励ますが、過去の記憶がないというのはその自信を根こそぎ奪う。
「モンクトン商会の人たちは、よくしてくれますが……。私は自分の名前すらもわからない……」
シアが言葉に詰まると、コリンナが濁りない澄んだ青い目で真っすぐに見つめてきた。
「それでもあなたはシアで、ここに三年近くいる。その三年分の記憶はあるわけでしょう?」
「そうだけど……」
と、シアは口ごもる。
「モンクトン商会のシア。そしてヘリオスの母親。それでいいじゃないか。少なくとも俺たちはそう思っている」
ボブの言葉に、コリンナもうんうんと頷く。
「そうよ、シアはシア。それに……もし、シアが望めばなんだけれども……」
コリンナが急にもじもじと身をくねらせた。何か言いにくいことでもあるのだろうか。
「何かありました?」