【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
式典では騎士服の正装で済ませてしまうアリシアにとって、こうした装いは珍しい。いつも一つに束ねている金色の髪も、今日は両サイドを編み込み、残りを背中に流した。
ふとジェイラスが手を差し出すと、アリシアは迷わずその手を取る。
ジェイラスと恋人同士になったのは、半年前。
アリシアは騎士団の伝令係であり、さまざまな場所を走り回る。場合によっては王都から他の街に馬を走らせて向かうことだってある。また、なぜか昔から鳥に好かれる体質で、それを生かして伝書鳩も手懐けており、伝書鳩を使った伝令は誰よりも早く正確に伝えることができた。
そんな仕事を通して出会ったのがジェイラスである。
彼は近衛騎士らを束ねる団長であり、アリシアよりも四歳年上で、凜々しい姿にひっそりと憧れを抱いていた。それは異性として好きだとかではなく、尊敬するといった意味で。
伝令係のアリシアが近衛騎士団長である彼から命令を受け、他の騎士に伝えることは多々あった。つまり仕事場において、二人の接点はありすぎたくらいなのだ。
ふとジェイラスが手を差し出すと、アリシアは迷わずその手を取る。
ジェイラスと恋人同士になったのは、半年前。
アリシアは騎士団の伝令係であり、さまざまな場所を走り回る。場合によっては王都から他の街に馬を走らせて向かうことだってある。また、なぜか昔から鳥に好かれる体質で、それを生かして伝書鳩も手懐けており、伝書鳩を使った伝令は誰よりも早く正確に伝えることができた。
そんな仕事を通して出会ったのがジェイラスである。
彼は近衛騎士らを束ねる団長であり、アリシアよりも四歳年上で、凜々しい姿にひっそりと憧れを抱いていた。それは異性として好きだとかではなく、尊敬するといった意味で。
伝令係のアリシアが近衛騎士団長である彼から命令を受け、他の騎士に伝えることは多々あった。つまり仕事場において、二人の接点はありすぎたくらいなのだ。