【完結】記憶をなくした女騎士、子育てに奔走していたら元彼が追いかけてきたらしい
貴重な魔石ではあるが、モンクトン商会はいくつか鉱山を所有しているため、安価で質のよい魔石が比較的楽に手に入る。
「在庫は確認していたはずなのに。実際に今日、準備を始めたらどちらも在庫が足りないことに気づいてね」
そこでボブはシアに手紙を渡す。
「この手紙を明日の朝、王都まで運んでもらえないか? 定期便に追加で送るよう書いてある」
シアは鳩を飼っている。どうやら記憶を失う前から飼っていた鳩で名前はぽっぽちゃんという。それを教えてくれたのはシェリーだった。
そしてぽっぽちゃんは通信文をやりとりできる伝書鳩でもある。サバドと王都間を今までも何度も往復していた。
さすがにこれからの時間にぽっぽちゃんを飛ばすのは気が引けたので、明日の朝と言ってもらえたのはありがたい。ボブだって急いでいるだろうに。
彼に別れを告げて家路を急ごうとすれば、また声をかけられる。
「シアさん。家まで送りますよ」
モンクトン商会の従業員のフランクだ。赤茶の髪を短く清潔に刈り上げている彼は、女性従業員からも客からも評判がよい。
「在庫は確認していたはずなのに。実際に今日、準備を始めたらどちらも在庫が足りないことに気づいてね」
そこでボブはシアに手紙を渡す。
「この手紙を明日の朝、王都まで運んでもらえないか? 定期便に追加で送るよう書いてある」
シアは鳩を飼っている。どうやら記憶を失う前から飼っていた鳩で名前はぽっぽちゃんという。それを教えてくれたのはシェリーだった。
そしてぽっぽちゃんは通信文をやりとりできる伝書鳩でもある。サバドと王都間を今までも何度も往復していた。
さすがにこれからの時間にぽっぽちゃんを飛ばすのは気が引けたので、明日の朝と言ってもらえたのはありがたい。ボブだって急いでいるだろうに。
彼に別れを告げて家路を急ごうとすれば、また声をかけられる。
「シアさん。家まで送りますよ」
モンクトン商会の従業員のフランクだ。赤茶の髪を短く清潔に刈り上げている彼は、女性従業員からも客からも評判がよい。