【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
ローズマリーから放たれる淡いグリーンの光が魔法樹に吸い込まれていくと、少しだけ魔法樹が元気になっていくのがわかった。
そうするとローズマリーは満たされる。
ローズマリーは時間が許す限り、魔法樹の元に寄り添って元気になるように魔法を使い続けた。
最初はそれだけでよかったのだが、次第に周囲が許さなくなっていた。
大聖堂に祈りに来る貴族たちはそんなローズマリーを冷めた目で見ていた。
国の宝である魔法樹を献身的に支えているにもかかわらず、まるで邪魔者のようだ。
それにはさまざまな理由があるらしいのだが、最大の要因はローズマリーがバルガルド王国の貴族出身でないことだった。
ローズマリーは教会の後ろ盾で、リィーズ伯爵家の養女ということにはっているが、元が平民で孤児院出身ということは大聖堂に来る前に広まっていた。
恐らく元平民ということが気に入らないのだろう。
バルガルド王国は元々身分制度が根強く、貴族だけしか魔法を使えないということもあり、ここ三十年でますます貴族主義が強調されていた。
貴族たちは魔法を使い、領地を支配しているような状況らしい。
ローズマリーはバルガルド国王の命令で、貴族としての教育を受けるように言われていた。
その理由もわからぬまま、教育を受けるしかない。
だが、その講師もローズマリーを馬鹿にする腹が立つ奴らばかりだった。
もちろん反撃したのだが、食事を抜かれてしまうという恐ろしい罰を受けてからは反抗することはなくなった。
今日はバルガルド王国の周辺諸国について学んでいた。
そうするとローズマリーは満たされる。
ローズマリーは時間が許す限り、魔法樹の元に寄り添って元気になるように魔法を使い続けた。
最初はそれだけでよかったのだが、次第に周囲が許さなくなっていた。
大聖堂に祈りに来る貴族たちはそんなローズマリーを冷めた目で見ていた。
国の宝である魔法樹を献身的に支えているにもかかわらず、まるで邪魔者のようだ。
それにはさまざまな理由があるらしいのだが、最大の要因はローズマリーがバルガルド王国の貴族出身でないことだった。
ローズマリーは教会の後ろ盾で、リィーズ伯爵家の養女ということにはっているが、元が平民で孤児院出身ということは大聖堂に来る前に広まっていた。
恐らく元平民ということが気に入らないのだろう。
バルガルド王国は元々身分制度が根強く、貴族だけしか魔法を使えないということもあり、ここ三十年でますます貴族主義が強調されていた。
貴族たちは魔法を使い、領地を支配しているような状況らしい。
ローズマリーはバルガルド国王の命令で、貴族としての教育を受けるように言われていた。
その理由もわからぬまま、教育を受けるしかない。
だが、その講師もローズマリーを馬鹿にする腹が立つ奴らばかりだった。
もちろん反撃したのだが、食事を抜かれてしまうという恐ろしい罰を受けてからは反抗することはなくなった。
今日はバルガルド王国の周辺諸国について学んでいた。