【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
「わたしは……両親がいたことがありませんので、どんな反応をしていいのかわかりません」
「ローズマリー、ごめんなさい。そんなつもりでは……」
「いえ、違うのです。むしろご期待に応えることができず申し訳ございません」
期待通りの反応や当たり前の返事を返すことがローズマリーには難しい。
ローズマリーが申し訳なさそうにしていると、リオネルが肩に手を置いた。
彼を見上げると、困ったように笑っている。
「ローズマリーの気持ちを正直に話してくれてありがとう。母上と父上は、そのくらいローズマリーを大切にしたいと言いたいだけなんだ」
「リオネルの言う通りよ! あなたには今までの分まで幸せになって欲しいの」
「そうだな。ローズマリー、ここでは我慢する必要はないからな」
「とても嬉しいです。ありがとうございます」
ローズマリーが深々と頭を下げる。
国王と王妃のローズマリーを思う気持ちが嬉しかったからだ。
「ローズマリー……本当の家族になる道もあるのよ? リオネルと結婚すれば……」
「──母上、いい加減にしてください」
「……?」
リオネルが顔を真っ赤にして王妃の口を塞ごうとする勢いで立ち上がる。
ローズマリーは彼の声が遮られて聞こえなかったため、どうしてそんなに怒っているのかわからなかった。
「ははっ、リオネルがこうも感情を露わにするとは珍しいこともあるものだ」
「ローズマリー、ごめんなさい。そんなつもりでは……」
「いえ、違うのです。むしろご期待に応えることができず申し訳ございません」
期待通りの反応や当たり前の返事を返すことがローズマリーには難しい。
ローズマリーが申し訳なさそうにしていると、リオネルが肩に手を置いた。
彼を見上げると、困ったように笑っている。
「ローズマリーの気持ちを正直に話してくれてありがとう。母上と父上は、そのくらいローズマリーを大切にしたいと言いたいだけなんだ」
「リオネルの言う通りよ! あなたには今までの分まで幸せになって欲しいの」
「そうだな。ローズマリー、ここでは我慢する必要はないからな」
「とても嬉しいです。ありがとうございます」
ローズマリーが深々と頭を下げる。
国王と王妃のローズマリーを思う気持ちが嬉しかったからだ。
「ローズマリー……本当の家族になる道もあるのよ? リオネルと結婚すれば……」
「──母上、いい加減にしてください」
「……?」
リオネルが顔を真っ赤にして王妃の口を塞ごうとする勢いで立ち上がる。
ローズマリーは彼の声が遮られて聞こえなかったため、どうしてそんなに怒っているのかわからなかった。
「ははっ、リオネルがこうも感情を露わにするとは珍しいこともあるものだ」