【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
その期間がなんと一週間以上も続いていた。
オパールとアイビーのお披露目も行われて国民たちはお祭り騒ぎ。
城にはたくさんの人たちが出入りしていた。

バルガルド王国では魔法樹のために祭りなど開かれたことはない。
貴族たちは自分たちを見せつけるようにして豪華絢爛なパーティーを開くだけだった。

オパールとはやはりこちらでは会話をすることができなかったのだが、アイビーと同じようにオパールとも夢で喋れた。
彼女は夢の中でも物静かでクールな女の子だった。

アイビーが元気でにこにこしているので、まるで月と太陽のようだ。
オパールとアイビーを見ていると、アイビーの方が体が大きいのに、かなり子どもっぽく見えてしまうのも仕方ないだろう。
だが、言葉は冷たくてもローズマリーには別。
ローズマリーだけには優しさ溢れる言葉をかけてくれる違った一面を見せてくれる。


『ローズマリー、大好きっ』

「ありがとうございます。嬉しいです」

『淡々としているところも好き。全部好きよ』


オパールの熱烈な愛情表現に驚くばかりだ。
彼女はアイビーよりもローズマリーにベッタリだった。

(オパールちゃんは意外と甘えん坊なのでしょうか)
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