【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
ローズマリーにとって更に面倒な人がもう一人。
ルレシティ公爵の娘、ミシュリーヌは常にローズマリーを下に見ていた。
それなのにミシュリーヌはローズマリーが魔法樹を癒しに行くタイミングで同行。
聖女として仕事をしていることをアピールするためなのか、文句を言いつつ必ず大聖堂までついてくる。

ローズマリーは口うるさいミシュリーヌをひたすら無視していた。
こちらは魔法樹を癒すために、一生懸命魔法を使っているというのに、ミシュリーヌはひたすら愚痴を吐き出している。
おかげで知りたくもないのに一方的に社交界の話や噂話などをひたすら黙って聞くはめになる。
質問すれば逆に怒られるので黙って聞くしかない。

彼女が話していたことだが昔からルレシティ公爵家の影響力は強く、国王になるために彼の力を借りたのだそう。
つまりルレシティ公爵には借りがあり強く出られないのだろう。

だから無理な願いであってもバルガルド国王は飲み込むしかなかったらしい。

それからローズマリーがミシュリーヌの話を聞いて思うことはただ一つ。

(貴族というのは本当に難しいのですね)

今日もミシュリーヌはひたすら文句を言い続けていた。
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