【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
するとローズマリーは初めて表情を変えて、クリストフに『欲しい』と言った。
クッキーを食べて嬉しそうにしているローズマリー。
その時のことは今でも忘れらない。
次第に優越感を得るようになったクリストフは彼女のもとにクッキーを運ぶ。
すると彼女はクリストフに欲情した目を向けていたのだ。
(俺のことが好きで仕方ないのだな。ああ……ローズマリーには俺しかいない。いい気分だ)
ローズマリーはクリストフの話をずっと黙って聞いて、何を言っても受け入れていた。
(こいつはそれほどまでに俺のことが好きなのか。平民だったら一生直接顔を合わせて話すことなどなかっただろうからな、)
ミシュリーヌも同じ聖女ではあるが、貴族の令嬢らしく宝石やドレスを強請る姿が汚れて見えてしまう。
ローズマリーは聖女という名に相応しく、クリストフだけを愛している……そう思っていた。
まさかこんな裏切り方をされるとは思いもしなかったため、怒りが倍増していた。
「ローズマリーめ……!」
「クリストフ殿下、もうあの裏切り者の女はおりません。わたくしは、ずっとずっとクリストフ殿下に認められるために頑張ってきたのですわ」
「……ミシュリーヌ」
「この身の純潔も殿下に捧げたでしょう? わたくしのことを信じてくれてありがとうございます」
クッキーを食べて嬉しそうにしているローズマリー。
その時のことは今でも忘れらない。
次第に優越感を得るようになったクリストフは彼女のもとにクッキーを運ぶ。
すると彼女はクリストフに欲情した目を向けていたのだ。
(俺のことが好きで仕方ないのだな。ああ……ローズマリーには俺しかいない。いい気分だ)
ローズマリーはクリストフの話をずっと黙って聞いて、何を言っても受け入れていた。
(こいつはそれほどまでに俺のことが好きなのか。平民だったら一生直接顔を合わせて話すことなどなかっただろうからな、)
ミシュリーヌも同じ聖女ではあるが、貴族の令嬢らしく宝石やドレスを強請る姿が汚れて見えてしまう。
ローズマリーは聖女という名に相応しく、クリストフだけを愛している……そう思っていた。
まさかこんな裏切り方をされるとは思いもしなかったため、怒りが倍増していた。
「ローズマリーめ……!」
「クリストフ殿下、もうあの裏切り者の女はおりません。わたくしは、ずっとずっとクリストフ殿下に認められるために頑張ってきたのですわ」
「……ミシュリーヌ」
「この身の純潔も殿下に捧げたでしょう? わたくしのことを信じてくれてありがとうございます」