【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
「もしローズマリーが国に戻らないといえばそれまでだ……我々はカールナルド王国にさらに力を与えたことになるのではないのか? なんて恐ろしいことをっ」
「父上、一体何を言っているのですか?」
「クリストフ、お前はローズマリーに何をしたのか忘れたのかっ! ローズマリーが食事も与えられず冤罪をかけられて、この国にまた戻ろうと言うと思うのか!?」
「……っ」
ローズマリーは魔法樹のことで、かなりつらいめに遭っていた。
それを最終的にとどめを刺したのはクリストフとミシュリーヌだ。
「だ、だけど誤解をとけばローズマリーだってわかってくれるはずです! 俺を騙していたミシュリーヌもいなくなりました。安心して戻ってこられるはずですから」
クリストフの必死に訴えかけるものの、父は頭を押さえて首を横に振るだけだ。
父は納得していないのだろうが、ローズマリーがクリストフをどれだけ愛しているのか知らないだけなのだ。
「我々がカールナルド王国に敵うわけがない。千年以上前から魔法を使っている。今は三本の魔法樹があり、一本は弱っていると噂で聞いたが……」
「それが何だと言うんですか?」
「まだわからないのか!? カールナルド王国には唯一聖女がいなかった! だが、我が国の聖女と力の強い魔法樹を手にしたんだ! 手放すわけないだろう?」
「…………そんな」
「父上、一体何を言っているのですか?」
「クリストフ、お前はローズマリーに何をしたのか忘れたのかっ! ローズマリーが食事も与えられず冤罪をかけられて、この国にまた戻ろうと言うと思うのか!?」
「……っ」
ローズマリーは魔法樹のことで、かなりつらいめに遭っていた。
それを最終的にとどめを刺したのはクリストフとミシュリーヌだ。
「だ、だけど誤解をとけばローズマリーだってわかってくれるはずです! 俺を騙していたミシュリーヌもいなくなりました。安心して戻ってこられるはずですから」
クリストフの必死に訴えかけるものの、父は頭を押さえて首を横に振るだけだ。
父は納得していないのだろうが、ローズマリーがクリストフをどれだけ愛しているのか知らないだけなのだ。
「我々がカールナルド王国に敵うわけがない。千年以上前から魔法を使っている。今は三本の魔法樹があり、一本は弱っていると噂で聞いたが……」
「それが何だと言うんですか?」
「まだわからないのか!? カールナルド王国には唯一聖女がいなかった! だが、我が国の聖女と力の強い魔法樹を手にしたんだ! 手放すわけないだろう?」
「…………そんな」