【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで

素直に頷いた二人の頭を優しく撫でる。
すっかり母親代わりも板に付いてきたような気がする。


『ローズマリーがおばあちゃんになるまでずっとずっとアタシが愛してあげるからね』

「な、なるほど……」


外見は幼児だが中身はローズマリーよりも大人なオパール。
彼女はたまに姉のようにローズマリーの面倒を見てくれる。
最近は立場が逆転しつついるが、二人はローズマリーといつも一緒でなくてはならない存在だ。


『ボクもローズマリーを守って添い遂げるよ!』

「ありがとうございます」


最近は二人のローズマリーに向ける愛が重たいように思うことがある。

(それともこれが普通の親子関係なのでしょうか……)

ローズマリーには親がいたことがないため、なにが普通なのかはわからない。
いつも共にいることが多いリオネルに助けを求めるように視線を送ると……。


「それは僕もローズマリーに言いたかった台詞だな」

「そういうものでしょうか」

「ここにいるみんなはローズマリーを愛しているんだよ」


好かれるのはいいことだと、とりあえず「ありがとうございます」と返すしかなかったのだった。
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