【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
その異変を感じとったローズマリーがバルガルド国王に報告しようとした時だった。
タイミング悪く、バルガルド国王は公務に出かけてしまい一カ月は帰らないという。
ローズマリーはバルガルド国王に手紙を書いて届けてもらうことにした。

(これで魔法樹は守れるのでしょうか。早く帰ってきてほしいです)

ローズマリーは魔法樹のことが大好きだった。
だが、ローズマリーの嫌な予感は日に日に強くなるばかり。
魔法樹は急速に力を失いつつあるようだ。
このまま魔法樹が枯れてしまえば、魔法の恩恵が受けられなくなってしまう。

ローズマリーは魔法樹に負担がかかっているからと魔法を使うのを抑えた方がいいのではと、クリストフにそのことを訴えかけるもまったく相手にしてもらえない。


「ハッ……聖女であるミシュリーヌのオマケ程度の力がないのに何を言っているんだ」

「ですが魔法樹が……」

「昨日、パーティーでミシュリーヌに魔法樹のことを聞いたが、問題ないと言っていたぞ?」

「…………!」 
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