【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
すべてを知っているローズマリーから見れば魔法樹を奪ったのは欲深いバルガルド王国の貴族たちの方だ。
(許せません……! ですが、この子のためにもバルガルド王国を変えていかないといけません)
ミシュリーヌやルレシティ公爵が、クリストフに何を吹き込んだのかはわからない。
だがローズマリーより魔法樹のことをわかっていないのだけは確かだ。
今朝からバルガルド王国の多くの貴族たちは完全に魔法が使えなくなってしまったらしい。
ルレシティ公爵とミシュリーヌは自分たちが責められないように、すべての責任をローズマリーに押しつけるつもりのようだ。
ローズマリーに向けられる罵声は聞くに耐えないものだ。
「聖女ミシュリーヌ様の力に嫉妬してこんなことをするなんて……!」
「国母に相応しくない! 何故バルガルド国王はこんな悪女をクリストフ殿下の婚約者に選んだのかっ」
「魔法樹を弱めた大犯罪者め……!」
教会の大司教たちもローズマリーを守るどころか、貴族たちの勢いに押されている。
ミシュリーヌが聖女だと思っている司祭たちもいるため、誰もローズマリーを庇う者はいなかった。
今、ローズマリーは魔法樹を弱めた犯罪者でしかないのだ。
(嘘をつくなんて許せません……!)
ローズマリーが反発するために声をあげようとすると、背後から赤ん坊の鳴き声が聞こえた。
その声を聞いて、ローズマリーはすぐさま赤ん坊を抱え上げる。
あやすように背を叩くと次第に鳴き声は収まっていく。
ローズマリーが赤ん坊が泣き止んだことで、ホッと息を吐き出した時だった。
(許せません……! ですが、この子のためにもバルガルド王国を変えていかないといけません)
ミシュリーヌやルレシティ公爵が、クリストフに何を吹き込んだのかはわからない。
だがローズマリーより魔法樹のことをわかっていないのだけは確かだ。
今朝からバルガルド王国の多くの貴族たちは完全に魔法が使えなくなってしまったらしい。
ルレシティ公爵とミシュリーヌは自分たちが責められないように、すべての責任をローズマリーに押しつけるつもりのようだ。
ローズマリーに向けられる罵声は聞くに耐えないものだ。
「聖女ミシュリーヌ様の力に嫉妬してこんなことをするなんて……!」
「国母に相応しくない! 何故バルガルド国王はこんな悪女をクリストフ殿下の婚約者に選んだのかっ」
「魔法樹を弱めた大犯罪者め……!」
教会の大司教たちもローズマリーを守るどころか、貴族たちの勢いに押されている。
ミシュリーヌが聖女だと思っている司祭たちもいるため、誰もローズマリーを庇う者はいなかった。
今、ローズマリーは魔法樹を弱めた犯罪者でしかないのだ。
(嘘をつくなんて許せません……!)
ローズマリーが反発するために声をあげようとすると、背後から赤ん坊の鳴き声が聞こえた。
その声を聞いて、ローズマリーはすぐさま赤ん坊を抱え上げる。
あやすように背を叩くと次第に鳴き声は収まっていく。
ローズマリーが赤ん坊が泣き止んだことで、ホッと息を吐き出した時だった。