【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
いつの間にか周囲が静まり返っていた。
ローズマリーが顔を上げるとクリストフは顔を真っ赤にしてワナワナと震えている。
こちらを指さしながら唇を閉じたり開いたりを繰り返す。
「……なっ、信じられないっ! 聖女のくせになんて穢らわしい女だっ、お前との婚約を破棄してやる!」
「まさかローズマリーがクリストフ殿下を裏切るなんて信じられない……同じ聖女として悲しいわ」
「はい……?」
最初、ローズマリーは二人が何を言っているのか理解ができなかった。
しかしすぐにクリストフはローズマリーが不貞行為を働いたと思っているのだと理解する。
赤ん坊とローズマリーの髪色が似ていることもあるだろうが、こんな短期間に子どもを産めるわけがない。
そのくらい二人にも簡単に想像することができるだろうに。
「それよりも今は魔法樹のことを……っ!」
今はクリストフとの婚約破棄のことなどどうでもよかった。
そのことに抵抗しようとしていると思ったのかクリストフは怒りに顔を歪めながら叫ぶ。
ローズマリーが顔を上げるとクリストフは顔を真っ赤にしてワナワナと震えている。
こちらを指さしながら唇を閉じたり開いたりを繰り返す。
「……なっ、信じられないっ! 聖女のくせになんて穢らわしい女だっ、お前との婚約を破棄してやる!」
「まさかローズマリーがクリストフ殿下を裏切るなんて信じられない……同じ聖女として悲しいわ」
「はい……?」
最初、ローズマリーは二人が何を言っているのか理解ができなかった。
しかしすぐにクリストフはローズマリーが不貞行為を働いたと思っているのだと理解する。
赤ん坊とローズマリーの髪色が似ていることもあるだろうが、こんな短期間に子どもを産めるわけがない。
そのくらい二人にも簡単に想像することができるだろうに。
「それよりも今は魔法樹のことを……っ!」
今はクリストフとの婚約破棄のことなどどうでもよかった。
そのことに抵抗しようとしていると思ったのかクリストフは怒りに顔を歪めながら叫ぶ。