【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
気力を取り戻したローズマリーはなんとか箱が開かないか試してみるものの、やはりびくともしない。
叫んでも誰も気がつかないことを考えると、中からは干渉できないようになっているようだ。
けれど、色々と試しているとわかったことがある。
隙間からローズマリーじゃないもの、つまり服などは出し入れすることが可能のようだ。
これ以上、無駄な体力を使わないようにしなければと気持ちを切り替えると、ガタガタと揺れる箱。
なんとか踏ん張って赤ん坊を潰さないように気を付けていた。
揺れが落ち着いた頃、眩しい光が木箱の隙間から入り込んでくる。
ローズマリーは隙間から目を凝らすと、先ほどまでは真っ暗だったのにそこら外からは光が漏れていた。
この光が漏れる木箱の隙間が希望を与えてくれる。
(違う荷馬車に移ったのでしょうか。それとも休憩? このまま一体どこに。どこに行っても箱が開かないのだから意味がありませんね)
けれどここで諦めたら終わりだ。
(わたしはお腹が空きました……! それに魔法樹の赤ちゃんも何も食べてはいません。何がご飯なのでしょうか。やはり必要なのは水?)
ローズマリーは自分の魔法でどうにか食べ物や水を手に入れようと目を細めて周囲を確認する。
荷馬車が止まって休憩しているうちに魔法を使い植物の蔓を使って、木の実や花を運んでいく。
にょきにょきとこちらまで伸びる蔓。
途中で木の実がごぼれ落ちてしまったり、花が風に煽られて落ちてしまったりとなかなかコントロールが難しいが、なんとか隙間まで辿り着く。
(これで少しはお腹を満たせるかもしれません!)
叫んでも誰も気がつかないことを考えると、中からは干渉できないようになっているようだ。
けれど、色々と試しているとわかったことがある。
隙間からローズマリーじゃないもの、つまり服などは出し入れすることが可能のようだ。
これ以上、無駄な体力を使わないようにしなければと気持ちを切り替えると、ガタガタと揺れる箱。
なんとか踏ん張って赤ん坊を潰さないように気を付けていた。
揺れが落ち着いた頃、眩しい光が木箱の隙間から入り込んでくる。
ローズマリーは隙間から目を凝らすと、先ほどまでは真っ暗だったのにそこら外からは光が漏れていた。
この光が漏れる木箱の隙間が希望を与えてくれる。
(違う荷馬車に移ったのでしょうか。それとも休憩? このまま一体どこに。どこに行っても箱が開かないのだから意味がありませんね)
けれどここで諦めたら終わりだ。
(わたしはお腹が空きました……! それに魔法樹の赤ちゃんも何も食べてはいません。何がご飯なのでしょうか。やはり必要なのは水?)
ローズマリーは自分の魔法でどうにか食べ物や水を手に入れようと目を細めて周囲を確認する。
荷馬車が止まって休憩しているうちに魔法を使い植物の蔓を使って、木の実や花を運んでいく。
にょきにょきとこちらまで伸びる蔓。
途中で木の実がごぼれ落ちてしまったり、花が風に煽られて落ちてしまったりとなかなかコントロールが難しいが、なんとか隙間まで辿り着く。
(これで少しはお腹を満たせるかもしれません!)