【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
首を捻りつつ、ローズマリーの足がじんじんと痺れている。
気を抜けば後ろに倒れ込んでしまいそうだった。
(どうしてわたしは立っているのでしょう……?)
まったく状況が掴めずにローズマリーは動けなかった。
真っ赤な絨毯、煌びやかなシャンデリア、豪華な金色と真っ白な壁。
目の前には王様が座りそうな金色に縁どられて真っ赤な革が張られた椅子と立派な髭を生やした男性。
その隣には王妃らしき人に王子らしき青年が瞬きを繰り返しているように見えた。
「ここは……どこでしょうか?」
静まり返った会場でローズマリーの声が響く。
ついに追い詰められすぎて頭がおかしくなり、夢でも見ているのだろうか。
「ここはカールナルド王国だ。それからワシはこの国の王だ」
「箱の中にカールナルド王国はありませんし、国王がこんなところにいるはずありません。あなたは何を言っているのですか?」
「「「「「…………」」」」」
どうやらローズマリーは変な夢を見てしまっているようだ。
カールナルド王国の王族らしき人たちの前に立っているなんて、どう考えたっておかしい。
(夢なら早く醒めて欲しいです……!)
気を抜けば後ろに倒れ込んでしまいそうだった。
(どうしてわたしは立っているのでしょう……?)
まったく状況が掴めずにローズマリーは動けなかった。
真っ赤な絨毯、煌びやかなシャンデリア、豪華な金色と真っ白な壁。
目の前には王様が座りそうな金色に縁どられて真っ赤な革が張られた椅子と立派な髭を生やした男性。
その隣には王妃らしき人に王子らしき青年が瞬きを繰り返しているように見えた。
「ここは……どこでしょうか?」
静まり返った会場でローズマリーの声が響く。
ついに追い詰められすぎて頭がおかしくなり、夢でも見ているのだろうか。
「ここはカールナルド王国だ。それからワシはこの国の王だ」
「箱の中にカールナルド王国はありませんし、国王がこんなところにいるはずありません。あなたは何を言っているのですか?」
「「「「「…………」」」」」
どうやらローズマリーは変な夢を見てしまっているようだ。
カールナルド王国の王族らしき人たちの前に立っているなんて、どう考えたっておかしい。
(夢なら早く醒めて欲しいです……!)