【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
(アハハハッ、なんていい気分なのかしら……! 今日は今までで最高の気分よ)
しかしミシュリーヌは気づいていなかったのだ。
今から地獄が待っているとは思わずに……。
「ではミシュリーヌ様、偽物の聖女は追い出しました。魔法樹を元に戻してくださいね」
「…………え?」
「ミシュリーヌ様ならすぐにやってくださる。素晴らしい聖女なのだから」
ミシュリーヌは口端を引き攣らせた。
それに何も知らないクリストフもミシュリーヌを背後から抱きしめる。
「ミシュリーヌ、ローズマリーがいなくなった以上お前だけが頼りだ」
「あっ……」
「魔法樹を早く復活させてくれ。父上が帰ってくる前には立て直してくれ」
「……え、えぇ、もちろんですわ」
「ミシュリーヌ、今はお前しか頼れないんだ。俺の婚約者として頼むぞ」
欲しいものは手に入ったのに、すべてを失ってしまう……そんな予感にミシュリーヌは震える腕を隠すように握りしめた。
(ミシュリーヌside end)
* * *
しかしミシュリーヌは気づいていなかったのだ。
今から地獄が待っているとは思わずに……。
「ではミシュリーヌ様、偽物の聖女は追い出しました。魔法樹を元に戻してくださいね」
「…………え?」
「ミシュリーヌ様ならすぐにやってくださる。素晴らしい聖女なのだから」
ミシュリーヌは口端を引き攣らせた。
それに何も知らないクリストフもミシュリーヌを背後から抱きしめる。
「ミシュリーヌ、ローズマリーがいなくなった以上お前だけが頼りだ」
「あっ……」
「魔法樹を早く復活させてくれ。父上が帰ってくる前には立て直してくれ」
「……え、えぇ、もちろんですわ」
「ミシュリーヌ、今はお前しか頼れないんだ。俺の婚約者として頼むぞ」
欲しいものは手に入ったのに、すべてを失ってしまう……そんな予感にミシュリーヌは震える腕を隠すように握りしめた。
(ミシュリーヌside end)
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