【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
(笑いのツボというのは人それぞれですからね……)
フッとローズマリーは口角を上げた。
ローズマリーは内臓を押し上げるような満腹感に苦しんでいた。
お腹が空いても苦しいが、いっぱいになりすぎるのもつらいのだと初めて知ったのだ。
(とても苦しいです。今度から食べる量を調整しなければなりません)
いつもと違う食べ物だからなのか吐き戻しそうになるのを必死に耐えていた。
(ここで吐き戻したら、わたしは一生後悔するでしょう。消化するまで中にいてもらいます)
ローズマリーが満腹感と戦っていた時、リオネルはテーブルに置いてあるナプキンで口端についたソースを優しく拭ってくれた。
リオネルにお礼を言わなければと顔を上げる。
「ありがとうございます。お腹がいっぱいになりました。幸せです」
ローズマリーは無意識に満面の笑みを浮かべた。
大聖堂に閉じ込められた三週間ほどはパンと水。
その後は花の蜜や草、木の実で飢えを凌いでいたためお腹いっぱいになることができた幸せを噛み締める。
つい先ほどまで地獄にいたのに今は天国にいる。
実際に内臓はズンと重たいのだが、羽根が生えたように体が軽かった。
「ははっ、それはよかった。まずは……君の名前を教えてくれないかい?」
「わたしはローズマリーです」
「ローズマリー、色々と聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
フッとローズマリーは口角を上げた。
ローズマリーは内臓を押し上げるような満腹感に苦しんでいた。
お腹が空いても苦しいが、いっぱいになりすぎるのもつらいのだと初めて知ったのだ。
(とても苦しいです。今度から食べる量を調整しなければなりません)
いつもと違う食べ物だからなのか吐き戻しそうになるのを必死に耐えていた。
(ここで吐き戻したら、わたしは一生後悔するでしょう。消化するまで中にいてもらいます)
ローズマリーが満腹感と戦っていた時、リオネルはテーブルに置いてあるナプキンで口端についたソースを優しく拭ってくれた。
リオネルにお礼を言わなければと顔を上げる。
「ありがとうございます。お腹がいっぱいになりました。幸せです」
ローズマリーは無意識に満面の笑みを浮かべた。
大聖堂に閉じ込められた三週間ほどはパンと水。
その後は花の蜜や草、木の実で飢えを凌いでいたためお腹いっぱいになることができた幸せを噛み締める。
つい先ほどまで地獄にいたのに今は天国にいる。
実際に内臓はズンと重たいのだが、羽根が生えたように体が軽かった。
「ははっ、それはよかった。まずは……君の名前を教えてくれないかい?」
「わたしはローズマリーです」
「ローズマリー、色々と聞きたいことがあるんだけどいいかな?」