【受賞&書籍化】国外追放された箱詰め聖女が隣国で子育てしながら満腹&幸せになるまで
二人の様子を見ながら口元を押さえてニヤニヤしているカールナルド国王は、リオネルに睨まれて咳払いをする。
まったく意味がわかっていないローズマリーはそんな二人のやりとりをよくわからないまま見つめていた。
(お二人はとても仲がいいのですね。ですがわたしはやることをやらなければ……!)
ご飯を得るためには働かなければならない。
それはローズマリーに嫌というほど体に染み付いている。
それからローズマリーは、アイビーが言っていたオパールのことを思い出す。
(アイビーくんは、もう目を覚ましたでしょうか)
ふと、よくローズマリーたちがこれだけ話していたのにアイビーが目が覚めないのかと背後を振り向く。
するとリオネルや侍女たちがいた時は、アイビーは確かにローズマリーの隣に眠っていたのだ。
けれど今は忽然と姿を消している。
窓は閉まっているし、扉側にはリオネルやカールナルド国王がずっといた。
それなのにアイビーは幻のようにいなくなってしまった。
「ア、アイビーくんがいません……!」
「アイビー?」
ローズマリーは慌ててベッドの反対側や下を探す。
どうやら寝相が悪くてベッドから落ちてしまったわけではないようだ。
ローズマリーは部屋中、探していた。
きっとそろそろ魔法を補給したいと思う頃だろうに。
まったく意味がわかっていないローズマリーはそんな二人のやりとりをよくわからないまま見つめていた。
(お二人はとても仲がいいのですね。ですがわたしはやることをやらなければ……!)
ご飯を得るためには働かなければならない。
それはローズマリーに嫌というほど体に染み付いている。
それからローズマリーは、アイビーが言っていたオパールのことを思い出す。
(アイビーくんは、もう目を覚ましたでしょうか)
ふと、よくローズマリーたちがこれだけ話していたのにアイビーが目が覚めないのかと背後を振り向く。
するとリオネルや侍女たちがいた時は、アイビーは確かにローズマリーの隣に眠っていたのだ。
けれど今は忽然と姿を消している。
窓は閉まっているし、扉側にはリオネルやカールナルド国王がずっといた。
それなのにアイビーは幻のようにいなくなってしまった。
「ア、アイビーくんがいません……!」
「アイビー?」
ローズマリーは慌ててベッドの反対側や下を探す。
どうやら寝相が悪くてベッドから落ちてしまったわけではないようだ。
ローズマリーは部屋中、探していた。
きっとそろそろ魔法を補給したいと思う頃だろうに。