契約母体~3000万で買われた恋~
「ううん……慎一さんだから、怖くない。」

その言葉に、彼の目が一瞬潤んだ気がした。

慎一さんの手がそっと、私の肩に触れる。

バスローブが静かに滑り落ち、次第に私の肌が空気に晒される。

彼も、自分のバスローブを脱ぎ、私の隣に横たわる。

私たちは、お互いの肌を、まるで確かめるように、見つめ合った。

「理央……綺麗だ。」

低く掠れた声が、まるで耳の奥に落ちてくるようだった。

彼は私の手を取り、そっと自分の頬にあてた。

「これは義務じゃない。心から……君を欲しいと思ってる。」

そのまなざしに、嘘はひとつもなかった。

唇が私の鎖骨に落ち、首筋に触れ、胸元をそっとなぞっていく。

慎一さんの吐息が肌にかかるたびに、背筋が震えた。

「ふっ……」

思わずもれる声に、自分が女であることを思い出す。

彼の指先が、何よりも優しく、けれど情熱を込めて私を愛撫する。
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