契約母体~3000万で買われた恋~
軽く、深く、そして繰り返すように――キスが重なっていく。

「理央。今日は……覚悟してくれ。」

彼の声が低く、震えていた。

「……はい」

それだけを返すと、慎一さんの指先が、私のネグリジェの裾をゆっくりとたぐり寄せる。

指が太ももに触れた瞬間、身体がぴくんと跳ねた。

そのまま、彼の手は焦らすように、脚をなぞり、腰へ、そして胸元へ。

「ここ……震えてる。」

指先が胸に触れると、思わず吐息が漏れた。

「だって……慎一さんが、触れるから……」

「可愛いな、理央。」

彼の愛撫は優しく、でも確かな熱を持って、私を求めてきた。

二つの身体が、何度も重なって――

「理央、理央……」

彼が切なく私の名前を呼ぶたびに、胸の奥が震えた。

「んんっ……!」

慎一さんの熱が、私の奥まで届いてくる。

激しさの中にも、どこか優しさがあって――

それが、私をとろけさせていく。
< 43 / 51 >

この作品をシェア

pagetop