神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
「これは、皇太子としての言葉ではない。ひとりの男として、君に求婚する。改めて、正式に……エミリア・セラフィーナ、私と結婚してください。」

その瞬間、私の胸に溢れるものがあった。

ずっと抑えてきた想い。

ずっと信じた運命。

そして……彼の真っ直ぐな瞳に、私はそっと微笑んだ。

「……はい。」

彼の手が、私の手をきゅっと握り返す。

レオはすっと立ち上がると、そのまま私を力強く抱きしめた。

「よかった……君が承諾してくれて。」

「当たり前じゃない。あなたのこと、ずっと好きだったんだから。」

そう囁く私に、レオの顔がゆっくりと近づいてくる。唇が触れそうになった――そのとき。

「……ふふっ」

思わず二人して顔をそらす。

そこには、腕を組みながらニヤつく国王の姿があった。

「もしかして君たち……恋愛結婚なのか?」
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