神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
「あっ……あっ……いやっ……!」
クラリーチェの叫び声が、大広間に響き渡った。
その身体に絡みつく青黒い魔力の奔流――
「マル=ナル・サエルヴァ……!」
古の魔女の王。その邪なる魂が、今まさにクラリーチェを“器”として完全に支配しようとしていた。
「くっ……!」
私は一歩前に出た。レオも隣に並び、共に剣を握る。
「討つべきは……マル=ナル・サエルヴァの本体か!」
「クラリーチェを……救う!」
私たちは聖剣を同時に構えた。サエーナの遺した、神聖なる力。
「う、うわああああ!」
クラリーチェの瞳から光が失われていく。
髪が宙に舞い、まるで別人のように口元が吊り上がる。
『フフフフ……ようやくこの時が来た。人間どもを滅ぼし、魔女の王国を築くのだ……!』
その声はもう、クラリーチェのものではなかった。
「クラリーチェ……!」
私は震える手で、レオの手の上に自分の手を重ねた。
「お願い……もう一度だけ、あの子に届いて……!」
クラリーチェの叫び声が、大広間に響き渡った。
その身体に絡みつく青黒い魔力の奔流――
「マル=ナル・サエルヴァ……!」
古の魔女の王。その邪なる魂が、今まさにクラリーチェを“器”として完全に支配しようとしていた。
「くっ……!」
私は一歩前に出た。レオも隣に並び、共に剣を握る。
「討つべきは……マル=ナル・サエルヴァの本体か!」
「クラリーチェを……救う!」
私たちは聖剣を同時に構えた。サエーナの遺した、神聖なる力。
「う、うわああああ!」
クラリーチェの瞳から光が失われていく。
髪が宙に舞い、まるで別人のように口元が吊り上がる。
『フフフフ……ようやくこの時が来た。人間どもを滅ぼし、魔女の王国を築くのだ……!』
その声はもう、クラリーチェのものではなかった。
「クラリーチェ……!」
私は震える手で、レオの手の上に自分の手を重ねた。
「お願い……もう一度だけ、あの子に届いて……!」