神託で選ばれたのは私!? 皇太子の溺愛が止まらない
「あなた……あなたしかいらないの……!」

彼の瞳が潤む。

「エミリア……愛してる。命よりも。」

その言葉と共に、レオナルトは私を抱きしめたまま、何度も、何度も、名前を呼びながら、私の中に愛を注ぎ続けた。

ただ一人の妻に、すべてを捧げるように。


朝の光が、レースのカーテンを透かして差し込む。

静かに目を開けると、温かな重みが胸元にあった。

「レオ……」

小さく呼ぶと、私の腕を抱いていた彼が目を開け、ゆっくりと顔を寄せた。

「……おはよう、エミリア。」

低く、優しい声。私だけを包む朝の魔法。

「おはよう、レオナルト。」

そう言うと、彼は私の額にキスを落とし、まるで名残惜しそうにベッドを出た。

少しして、侍女のアニーがやってきた。

カップに紅茶を注ぎながら、嬉しそうに言う。

「これからは皇太子妃としての生活が始まるんですね。」
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